ドイツ・ミュンヘン空港は世界で唯一空港内にビールの醸造所がある空港です。その醸造所で作られるのが、珠玉のドイツビール“エアブロイ”。数多くのビール醸造所が点在するミュンヘンにあって、地元の人々にはもちろん、ミュンヘン空港を利用する世界中の旅行者にも愛されているビールはエアブロイのほかにはないでしょう。アルプス山脈の伏流水を使い、選び抜かれた原料で作られるエアブロイ。16世紀から守り続けられる「ビール純粋令」に基づき、添加物は一切使いません。一口飲めば、日本のものとは別格の芳醇な香りと濃厚な旨味が広がり、その風味からは伝統あるドイツビールとしての誇りが伝わってきます。
エアブロイは酵母が活きた典型的なドイツビール。出来たてのフレッシュな風味こそ何にも勝る醍醐味です。それゆえに、ミュンヘン空港がセントレアでの販売に際して提示した条件は「賞味期間は14日、保管温度を常に3〜10℃に保つ」という厳密なものでした。日本のビールとは比べものにならない厳しい条件は、すべて鮮度へのこだわりから。”日本でも美味しく味わってもらいたい”という作り手の切なる思いが、セントレアでのエアブロイのおいしさを支えているのです。







私の故郷ドイツにはビールの醸造所が数多くあり、銘柄も豊富です。レストランやパブでビールを注文すると、その土地で作られたものが出てくるのが普通で、日本のように瓶や缶のビールを飲むことはあまりありません。ミュンヘン空港で作られた「エアブロイ」をセントレアで、しかも現地と同様に新鮮な状態で味わえるのは、ドイツ人の私としても嬉しいことです。遠く離れたミュンヘンから空輸される生のビールは、他では味わえないという点でも特別な魅力があると思います。ぜひ、ドイツのパンやチーズ、ソーセージと一緒に味わいたいですね。